すいしゃこや 水車小屋
水車小屋の命は何と言っても水車(みずくるま)です。水車の形は職人の命。職人の方が一つ一つ誇りを持って作っているこの型は、水車の形が家紋になっている家もある程だそうです。 この作品はこの水車と内部に徹底的にこだわって作りました。 水車小屋の内部はシンプルだけど奥の深い構造。まず 1 水車が回って真ん中の棒(太鼓とも言います)が回る 2 太鼓に付いてるでっぱり(羽子板)も一緒に回る 3 羽子板にひっかかった縦になってる棒が上下に動く 4 上下の棒の下にある石の臼で豆やら米やらを潰す。 どうでしょう〜水車の原理。知恵ってスゴイですねぇ。 当然この水車も回ります♪
さてその上、横になってる棒の先にはこんな風に 歯車(大万力とも言います)が付いていまして、 水車が回るとこれも回る訳なんですねぇ。 そうしますと下の歯車も当然回る。 その時漏斗からさっき潰した豆やら米やらを入れると・・ なんと下の石うすでさらに粉々に!! ↑石臼の下に金網があるのはゴミとか目の荒い粉を分けるためだそうです。よくできてますね〜。 この水車は手動です・・。コットンコットン良い音がします。 しかし昔の人の知恵はスゴイですねぇ。 今残っている水車は大切にしていきたいものですね。
←コレは秘密の電池倉庫です。 水車小屋の中は明かりが付くんですが、電池式なので 外に電池をしまう小屋を作って見ました。 丸見えだとカッコ悪いので・・。 水車小屋に必要なのはあと唐箕(とうみ)でしょう。(左上) 「箕」とは本来、穂から取ったばかりの籾(もみ)から ゴミや空籾を分けるために使っていたものです。 「箕」の機能を機械化、大型化したものが「唐箕」で、 江戸時代に中国から伝わってきたそうな。 胴体に取り付けられた扇板をハンドルで回転させ、 その風力で漏斗状の口から入れた穀物を選別します。 こちらの「唐箕」もちゃんと回りますよ〜。
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